レッドウィングのエンジニアを買って10年目のレビュー(2268紹介)
そもそもレッドウィングって?
公式ホームページによると
アメリカで1905年にチャールズベックマンさんが起業して
今も米国内に工場を持って米国製にこだわり続けてる靴の会社。
そもそもエンジニアブーツって?
ざくっとした見た目でいうと革の長靴。
ベルトが甲からくるぶし辺りについていて、つま先に鉄のカップがついてるのが多い。
Wikipediaによると
起源は2通りあって、現在のチペワ社が1937年に乗馬用靴として作り、最初は測量技術者が使用した。との説と
現在のウエスコ社が1938年に作成し、ポートランドの造船所の作業員の為に作成したとの説があって
いずれにしても歴史が古い靴なんですね。
そんな作業靴がファッションアイテムになったってことは何か不思議ですが
マーロンブランドの映画「暴れ者」で履かれてたり、
実際当時の工場労働者が会社から支給された靴でバイクに紐が絡まる危険性が無い
ってことでエンジニアブーツを私用でも履いていてそれが広まったのかもしれませんね。
現行の2268という選択肢でどうだった?
間違いなくレッドウィングのエンジニアってコレクターズアイテムになりうる逸品です。
パッと見た目変わらないようでも当該ブーツの長い歴史の中で、色んなマイナーチェンジが施されていて、コレクターの中では古くて状態の良いものは高価で取引されるのもごく自然だと思います。
そして、こだわる方や、おしゃれ仲間が多い方、コレクター仲間がいる方はどうしても歴史のあるものを増やしていきたいものだと思います。
僕は以前中古で購入したPT91モデルだけを履いたことがあるのですが、入り口(シャフト)が細く、ぴったりサイズだったため、着脱の度に悶絶していました。
確かにジーンズに合わせやすくかっこよく着こなせるとは思いますが、
僕はおしゃれでも無いですし、ニーズもないので、
現行の、しかもワンサイズ上を選択し直しました。
結局、バイクに乗る時専用になりましたが、とても愛着があります。
合う合わないですね。
10年履いてみた感想
デメリット
- あまり履かない(普通の50前のサラリーマンが履くシュチュエーションってなかなか無いですよね)
- 重い(体感的には実際より重いです)
- 夏暑い(ぶっちゃけ長靴ですからね)
- 脱ぎにくい。履きにくい。(現行モデルでは随分改善しました)
メリット
- 気分が上がる(これが全て)
- バイクに乗るときに雨が入らない。
- 紐が無くて楽。
- 冬暖かい。(ただ単に夏の逆)
- 本当に丈夫で手がかからない。
- ソールの交換ができて長持ち。
- 履いた後のブラッシングと、たまにオイルを入れる程度で
手入れがとても楽。(逆にオイルの塗りすぎがカビの原因に)
-
買って良かったの?コスパは?
若い頃は例に漏れずお金がなかったため安いエンジニアブーツを履いたのですが、コストを下げるとすると、革をボンドでくっつけるセメント製法になるため、ソールが重いから踵部分が剥がれてしまいました。
やはり重いエンジニアには手間暇がかかる革とソールを縫い付けるグッドイヤーウエルトしか無いんだと思います。
というわけで、ちゃんとしたブーツはどうしてもお金が高くなってしまうのは仕方ないかなと。
人件費が高いアメリカで作っていることを考えれば、レッドウィングって決して高い値つけでは無いと思います。
もし、貴方が40歳だとして、おそらくそんな高頻度でエンジニアを履くってなかなか無いと思いますので、一足買えば間違いなく一生モノになります。(最低限のメンテナンスさえしておけば逆に一生かかっても履き潰すことは難しい)
そう考えれば、靴棚に一足足しておくのもいいかもですよ。